オックスフォードとケンブリッジ ー 観光するならどっち?!
オックスフォードとケンブリッジ、どちらもイギリスが誇る大学都市です。
この2つの都市を合わせて、”オックスブリッジ”なんていう言葉も存在するくらい、憧れの大学として有名ですね。
そんな憧れの町、入学して学生になれなくても、観光で行ってみたいと思いませんか?
どちらの町も、ロンドンから列車で1時間ほどでアクセスできるのです。
オックスフォード大学とケンブリッジ大学は、お互いに対抗心を抱いているようですが、観光するならどちらの町がよいのでしょうか?
私は、実際にどちらの町も観光で訪れました。
さて、どちらがよかったかと言いますと・・・?
今回は、両都市を比較しながら観光するならどちらがよいか、見ていきましょう。
1 オックスフォードとケンブリッジ、両都市のハイライト観光は?
まずは、それぞれの町を訪問した時に、一番印象に残ったハイライトからご紹介します。
1)オックスフォード ー クライストチャーチのグレートホール
オックスフォードが観光客に人気の理由の第1位、それは、ハリーポッターの世界観を味わえることではないでしょうか。
中でも、ハリーポッターが通うホグワーツ魔法学校の食堂のモデルとして知られているクライスト・チャーチのグレート・ホールは、まさにハリーポッターのような英国の大学の趣深い雰囲気を味わえる場所なのです。
クライスト・チャーチの中は、オーディオガイドを聞きながら回ることができます。
実際に、ハリーポッターの撮影で使われた階段や回廊なども目にすることができ、ハリーポッターファンならもちろん、そうでない方にとっても感激できる場所なのです。

2)ケンブリッジ ー ケム川のパンティング
対して、ケンブリッジ観光のハイライトは何かというと、パンティングです。
聞き慣れない言葉だと思いますが、パンティングとは、細長い小舟に乗って、長い竿で川底をついて進む川下りのことです。
ケンブリッジには、ケム川と呼ばれる川が流れており、そこをたくさんのパンティングのボートが行き来しているのです。
船頭さんが同乗して、10人前後のお客さんが乗りあうツアーがいくつも催行されています。
パンティングでは、ケンブリッジで有名なカレッジやため息橋、数学橋などを通り、川の上からケンブリッジの生活を垣間見ることができます。また、船頭さんがケンブリッジの小ネタを案内してくれるので、ケンブリッジの勉強にもなりますよ。
ボートだけを借りて、自分たちで漕ぐこともできますが、慣れるまではなかなか難しいようで、川の真ん中で立ち往生し、行き交う船にぶつかってしまう船もしばしば見かけます。
初めての観光では、船頭つきのパンティングツアーに乗ることをお勧めします。

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さて、それぞれのハイライトを挙げましたが、実際カレッジ訪問もパンティングも、どちらの町でも体験することができるのですよ。
それではその町のハイライトではないじゃないか、と言われてしまいそうですが、オックスフォードとケンブリッジ、観光に訪れて体験できることは非常に似ているのです。
では、今度はふたつの町に共通する見どころを見ていきましょう。
2 オックスフォードとケンブリッジ – カレッジめぐり
オックスフォードでもケンブリッジでも、それぞれが誇るカレッジの中を観光客として見学することができるのです。せっかく大学で有名な町を訪問するのですから、まずは是非カレッジをのぞいてみましょう!
その前に、ひとつお伝えしておきます。
”オックスフォード大学” や ”ケンブリッジ大学” という名前の大学は実際にはありません。どちらの都市にも、独立した自治権を持っているカレッジがあり、それぞれのカレッジ独自の建物が存在しており、そこに学生寮や食堂、図書館などがあるのです。
では、それぞれの町にはどんなカレッジがあるのでしょうか?
1)オックスフォードのカレッジ
オックスフォードは、英国で、いえ、英語圏で最も古い歴史を持つ第1位の大学都市です。
39のカレッジがありますが、ここでは代表的なカレッジを3つご紹介します。
* クライスト・チャーチ
「チャーチ」という名称なので、教会じゃなかったの? と思われる方もいらっしゃると思います(私もはじめはそう思いました 笑)が、クライスト・チャーチはオックスフォードを代表するカレッジのひとつです。
1546年ヘンリー8世により、ローマ教会から離脱後、英国国教会を再編成した際に創設されました。
すでにお伝えしてしまいましたが、このカレッジのグレートホールは、映画ハリーポッターのホグワーツ魔法学校のモデルになっており、このカレッジの階段や回廊が実際に撮影にも使われたことで、観光スポットとしても非常に人気があります。

またこのカレッジは、世界的に有名な童話『不思議の国のアリス』の作者、ルイス・キャロルが卒業し、その後数学の講師を勤めたことでも有名です。
グレートホールのステンドグラスには、アリスの絵も埋め込まれているので、是非探してみてくださいね。

クライスト・チャーチは、オックスフォード観光の際には是非訪れたいところです。
しかし、世界中の観光客が訪問するため、非常に人気があり、このカレッジの入場予約が取れる時間に合わせて他のスケジュールを組むことになってしまいます。
観光施設ではないので、大学行事がある場合はもちろん入れません。
カレッジに入場できても、グレートホールや大聖堂はクローズということもあります。
見学は、オーディオガイドで回ります。個人でオンラインでの事前予約ができますが、毎週金曜日の午前10時頃(英国時間)に、翌週分の入場予約が可能になります。
また、入れる時間帯もそれほど多くはないので、まずはどの時間帯があるのかだけでも確認しておくと計画が立てやすいですね。
クライスト・チャーチのウェブサイトはこちらです。
* マートン・カレッジ
クライスト・チャーチの近くにある、オックスフォード大学の中でも古い歴史を誇るカレッジです。
中でも、図書館は中世建築が美しく、イギリスで最も古い図書館として知られています。
マートン・カレッジは、かつては男子だけが入学できるところでしたが、1980年に最初の女子学生を受け入れ、その後女性の校長も誕生しています。
私たち日本人にとって親しみを感じることは、令和元年からの徳仁天皇陛下が、このマートンカレッジを卒業されていることでしょう。
2024年6月、天皇皇后両陛下が英国を訪問され、オックスフォードのマートンカレッジを訪れた様子がテレビでも放送されていましたね。
また、『指輪物語』や『ホビット』の作者であるトールキンも、マートン・カレッジの出身です。
大学の敷地の見学は、その場で支払いをして入ることができます。
しかし、図書館の見学は、ガイドツアーやグループツアーの事前予約が必要です。
マートン・カレッジのウェブサイトはこちらです。

* モードリン・カレッジ
マートン・カレッジから少し東へ進んだところにあり、町の中心地の喧騒から少し離れた落ち着いた雰囲気のあるカレッジです。
オックスフォードで最も美しいカレッジのひとつと言われています。
ゴシック建築の建物も見事ですが、広大な庭、なんといっても、鹿がいる庭園が見どころです。
英語でMagdalenと書きますが、”モードリン”と発音するので要注意ですね。
このカレッジの卒業生には、英国の代表的な児童文学のひとつ、『ナルニア国物語』を書いたC・S・ルイスがいます。
見学は予約もできますが、予約なしでも当日入場料を支払って見学が可能です。
モードリン・カレッジのウェブサイトはこちらです。

こうしてみると、オックスフォード大学出身の有名人には、文学系に関わる人たちが多いですよね。
では、対するケンブリッジはどうでしょうか?
2)ケンブリッジのカレッジめぐり
英国の中で2番目に歴史がある大学都市として知られている町がケンブリッジです。
けれど、ケンブリッジの町の人たちは、決してオックスフォードに負けているという気持ちはありません。
ケンブリッジには、31のカレッジがあります。
ここでも代表的なカレッジを3つ紹介します。
* キングス・カレッジ
ケンブリッジの代表的なカレッジのひとつが、キングス・カレッジです。

1441年にヘンリー6世によって創設されました。
1440年にヘンリー6世がウィンザー城近くのイートンに設立したイートン・カレッジの姉妹校として建てられ、当時から400年以上もの間、イートン校の卒業生だけを受け入れるカレッジでした。
キングス・カレッジの広大な庭園はケム川に面しており、ケム川のパンティングからもキングス・カレッジを見渡すことができます。
このカレッジのチャペルは、16世紀のステンドグラスと音響設備がすぐれていることで有名です。毎年12月24日の午後行われるクリスマス礼拝は世界的に有名で、BBCラジオで生放送されています。

キングス・カレッジの卒業生のひとりに、第二次世界大戦中のナチスドイツが使用していた暗号「エニグマ」を解読したことで知られる天才数学者アラン・チューリングがいます。
事前に予約もできますが、当日でも、カレッジ向かい側にあるビジターセンターでチケットを購入して見学できます。
キングス・カレッジのウェブサイトはこちらです。
* トリニティ・カレッジ
キングス・カレッジと並んで有名なところが、トリニティ・カレッジです。
1546年に、ヘンリー8世によって創設されました。

多くのノーベル賞受賞者を輩出していることで知られています。
トリニティ・カレッジの卒業生の中には、アイザック・ニュートンがいます。
今でも、カレッジの入り口には、ニュートンが万有引力を導き出したりんごの木があります。

また、イギリスの国王チャールズ3世、「クマのプーさん」の作者ミルンもこのトリニティ・カレッジの卒業生です。ミルンはこのカレッジで、数学を学んでいました。
トリニティ・カレッジもケム川に面しており、パンティングをしながら大学の建物を見ることができます。
見学は、ガイドツアーの場合は事前予約ができます。
そのほか、当日入場料を払って個々に見学することが可能です。
トリニティ・カレッジのウェブサイトはこちらです。
*セント・ジョンズ カレッジ
トリニティ・カレッジのとなりに位置している広大なカレッジが、セント・ジョンズ・カレッジです。

このカレッジは、ケム川を挟んだ両岸に大学の敷地があります。
そして、このカレッジのおすすめポイントは、大学敷地内に、ケム川の美しい景観のひとつ、ため息橋があるところです。そして、このため息橋の中を渡ることもできるのです。
ため息橋の向かいにあるキッチン橋(かつてキッチンへ食料をはこぶ通路として使われていたことに由来した名前)もセント・ジョンズ・カレッジ内にあり、ここからため息橋を目の前に眺めることができ、美しい写真もおさめられますよ。

この大学は、映画 “ The Theory of Everything (博士と彼女のセオリー)”のロケ地になっています。学年末の6月に開催される伝統的で華やかなフォーマルパーティーMay Ballの様子も描かれています。
この映画は、天才物理学者スティーブン・ホーキングのストーリーです。
学生の頃に難病ALSを発症し、その後車いす生活を続け、コンピュータープログラムによる合成音声での会話を駆使し、ブラックホールや宇宙のはじまりについての研究で世界的偉業をなしとげました。
スティーブン・ホーキング自身は、オックスフォードの大学で学んだ後、ケンブリッジのトリニティー・ホール・カレッジの大学院へ進んでいます。
セント・ジョンズ・カレッジは、入り口で入場料を払い、見学ができます。
セント・ジョンズ・カレッジのウェブサイトはこちらです。
このように、ケンブリッジ大学出身の著名人は、数学・物理学系の方々が多いようですね。
オックスフォードもケンブリッジも、大学行事などで学内の見学ができないこともありますので、その点はご了承くださいね。
3 オックスフォードとケンブリッジ – 図書館
大学の町であれば、図書館も気になりますよね。
このふたつの町にも、立派な図書館があります。
1)オックスフォード ボドリアン図書館
オックスフォードで最大規模を誇る図書館と言えば、ボドリアン図書館です。
ヨーロッパで最も古い図書館のひとつと言われており、英国内ではロンドンの大英図書館についで2番目に大きな図書館です。
映画ハリーポッターの撮影で使われたことにより、観光客に人気のスポットとなっています。
ボドリアン図書館は複合施設となっています。
* 神学部
図書館の1階部分にあり、15世紀に建てられました。当初は神学研究などに使われていましたが、現在はイベントや結婚式などに使われています。
中世のアーチ形のヴォールト天井 が見どころです。
ハリーポッターシリーズでは、ホグワーツの医務室として使われました。
神学部だけの見学は、時間制の予約チケットで見学することができます。

* デューク・ハンフリー図書館
1488年に建てられた最古の閲覧室 です。
神学部の上階に位置し、ハリーポッターのホグワーツ図書館の着想源となったそうです。
実際映画の中では、ホグワーツ図書館の禁書区域の閲覧室として使用されました。
見学には、図書館のツアーへの参加が必要です。

* ラドクリフ・カメラ
円形のドーム型の建物は、ボードリアン図書館の象徴的な建物となっています。
図書館は一般には開放されておらず、オックスフォード大学の学生や研究者のみが使用できます。
内部を見学できるツアーは、所要時間90分のツアーのみになります。

*ウェストン図書館
2014年に開館した、モダンな建物で、どなたも無料で入場できます。
特別な展示やコレクションが見られます。
ボドリアン図書館のウェヴサイトはこちらです。
ボドリアン図書館の見学ツアー(英語)は、30分、60分、90分の3種類あります。
ツアーの案内・予約はこちらです。
入場料を払わなくても、図書館のショップを訪れることはできますよ。
2)ケンブリッジ レン図書館
対するケンブリッジの図書館で、観光客におすすめのところといえば、トリニティ・カレッジ内の、レン図書館です。
1695年、建築家のクリストファー・レンによって建設されました。
クリストファー・レンという名前は、ロンドンを観光していると耳にすることもあると思われますが、1666年のロンドンの大火災でダメージを受けたセントポール大聖堂を再建した人物です。
この図書館には、トリニティ・カレッジの卒業生であるアイザック・ニュートンの手書きのメモが書き込まれた数学所「プリンキア・マテマティカ」や、A.A.ミルンの「クマのプーさん」の原稿などが収められています。
時間は限られますが、一般訪問することが可能です。
レン図書館のウェブサイトはこちらです。
4 オックスフォードとケンブリッジ – ショッピング
どちらの町も、大学グッズのおみやげショップでお買い物を楽しむことができます。
大学公式のお店や、観光客向けのおみやげショップ、どちらの町でも、歩いているといたるところに見かけます。
トレーナーやTシャツなどの衣類や、マグカップ、マグネットなど記念に購入されてはいかがでしょうか?
イギリスでは、観光地にクマのぬいぐるみが売られていることがしばしばあります。
我が家にも、オックスフォードのクマさんとケンブリッジのクマさんが仲良く並んでいます!

さて、お買い物に関しても、それぞれの町でおすすめの場所があるのでご紹介します。
1)オックスフォード アリスショップ
「不思議の国のアリス」の作者、ルイス・キャロルはオックスフォードのクライスト・チャーチの卒業生で、数学講師をしていました。アリスは、当時のクライストチャーチの学寮長ヘンリー・リデルの次女がモデルとなっており、アリスのストーリーは、オックスフォードで誕生したのです。
そして、クライスト・チャーチ・カレッジの近くには、アリスのグッズを扱っている ”アリス ショップ”があります。
「鏡の国のアリス」の中でアリスが訪れる小さなお店が、このアリスショップがあったところだと言われています。

小さな店内には、アリスのほか作中に登場するウサギやネコのイラストなどが描かれたティータオルやアクセサリー、マグネットなどが並んでいます。かわいい商品に目が行き、おうちに置きたくなってしまいますね。

アリスショップのウェブサイトはこちらです。
2) ケンブリッジ 大学プレス本屋
対するケンブリッジのおすすめのお店は、ケンブリッジ大学プレス・ブックショップです。

1581年以来、本が売られ続けている英国最古の書店跡地に建つ本屋さんです。
ケンブリッジ大学出版局が発行する学術書や書籍が店頭に並んでいます。
そういうと、観光客には関係ないように思えますが、小物も並んでおり、ケンブリッジのお土産を物色するにも楽しめる場所なのです。
特におすすめは、ケンブリッジ大学プレス・ブックショップオリジナルのエコバッグです。

かわいいデザインのエコバッグ、ちょっとケンブリッジの学生気分を味わいながら使ってみませんか?
ケンブリッジ大学プレスブックショップのウェブサイトはこちらです。
5 オックスフォードとケンブリッジ – マーケット
ヨーロッパの町を歩いていると、つい立ち寄りたくなってしまう場所があります。
それは、マーケットです。
オックスフォードとケンブリッジにも、それぞれ楽しいマーケットがあります。
1) オックスフォード カバードマーケット
にぎやかな大通りのハイストリートから、細い道を入ると奥には広いマーケットが広がっています。屋根のあるショッピングモールのようなところです。
食料品店から雑貨、小物、お花屋さん、そしてカフェまでさまざまなお店がならんでおり、通りを歩いているだけでも楽しくなります。
また、このオックスフォードのマーケットならではの魅力は、天井から「不思議の国のアリス」のキャラクターをモチーフにした紙の大きなランタンがぶらさがっていることです。
天井を見上げることもお忘れなく!

2) ケンブリッジ マーケットスクエア
キングスカレッジの入り口前の大通りから、ケンブリッジ大学プレスブックショップの前の道を東に進むと、マーケットスクエアがあります。
ここは屋外のマーケットで、約200もの路面店が並んでいます。
生鮮食品や小物、アンティークものから、テイクアウトの食べ物を売るお店などさまざまなところがあり、見て回るだけでも楽しめます。
気軽にランチをテイクアウトして、近くで食べるのもいいですね。
6 オックスフォードとケンブリッジ – ミュージアム
ふたつの学問の町には、見どころ満載のミュージアムもあります。
そして、どちらも入場は無料なのです。
1)オックスフォード アシュモレアンミュージアム
アシュモレアン博物館は、1683年に設立された英国最古の博物館です。
ロンドンの大英博物館ができたのが1753年なので、大英博物館よりも70年も古い歴史があります。
世界的に有名な美術品や考古学のコレクションが、5つのフロアにわたって展示されています。
中でも見どころは、エジプトのミイラやラファエロのスケッチ集、世界で最も有名なバイオリンと言われている、ストラディバリウスの「メサイア」ヴァイオリン などです。
カフェやショップ、屋上レストランもあるので、休憩しながらのぞいてみましょう。
アシュモレアン博物館のウェブサイトはこちらです。
2)ケンブリッジ フィッツウィリアムミュージアム
ケンブリッジのフィッツウィリアム博物館は、1816年に創立されました。
ミュージアムの建物自体、19世紀の新古典主義建築の傑作と言われているほど、目をひくような美しい建物です。

50万点以上もの所蔵品の中には、モネ、ピカソ、ラファエロなどの著名な絵画作品もあります。
ギリシャやローマの神殿のような柱廊式のエントランス の台座に座る、石造のライオン像もお見逃しなく。

フィッツウィリアム博物館のウェブサイトはこちらです。
7 オックスフォードとケンブリッジ – パンティング
冒頭で、ケンブリッジ観光のハイライトは”パンティング”とお伝えしましたが、実はオックスフォードでもパンティング体験はできるのです。
1)オックスフォードのパンティング
オックスフォード市内を流れるチャーウェル川は、パンティングを楽しむことができます。
マグダレン橋とチャーウェル・ボートハウス付近 がパンティングの人気ルートになっています。
オックスフォードでは、ボートをハイヤーして自分たちで漕ぐタイプが多いようですが、プライベートツアーとして予約して、船頭さん付きのパンティングツアーを楽しむこともできるようです。
たとえば、こちらのパンティングなどがあります。
2)ケンブリッジのパンティング
ケンブリッジでは、私もケンブリッジ観光のハイライトとしてあげたように、パンティングツアーは頻繁に運行されています。
ケム川がケンブリッジの町の中心を流れており、パンティングで主要なカレッジの前を通りながら、船頭さんの説明を聞くことができるところが楽しめるポイントですね。
ボートを借りて、自分たちで漕ぐこともできますが、船頭さん付きのツアーに参加されることをお勧めします。
ケンブリッジ到着後に、当日申し込むこともできますし、事前に予約することもできます。
ケンブリッジには、パンティングツアー会社がいくつかあります。

さて、ここまで両都市に共通して楽しめることを紹介してきましたが、最後にその町独自のイチオシポイントとなる点もご紹介します。
8 オックスフォードとケンブリッジ – 独自のイチオシポイント
オックスフォードもケンブリッジも、ロンドンから列車で1時間ほどで行けます。
日帰り観光もできますし、一泊してゆっくり観光してもいいですよね。
ここでは、その街ならではの楽しみ方をご紹介します。
1) オックスフォード 少し足をのばしてブレナム宮殿へ
オックスフォードの町から車で30分ほど、公共のバスで約1時間弱のところに、ウッドストックという町があります。そこには、世界遺産にも登録されているブレナム宮殿があるのです。
18世紀初頭のスペイン継承戦争で活躍した、初代マールバラ侯爵のジョン・チャーチルが、アン女王よりご褒美に献上された土地に建てた宮殿です。
イギリスが誇る名首相ウィンストン・チャーチルの生家でもあります。
きらびやかな宮殿内部、そして広大な庭園は一見の価値があります。
また、ウィンストン・チャーチルの展示もあり、チャーチルと一緒に写真撮影もできますよ!
オックスフォードまで行く際に、少し足をのばして一緒に観光できるところがうれしいですね。

ブレナム宮殿のウェブサイトはこちらです。
2) ケンブリッジ 老舗ベーカリー フィッツビリーズ
対してケンブリッジのイチオシポイントは、老舗パン屋さんです。
ケンブリッジには、”チェルシーバン”と呼ばれる、イギリスの伝統的なイースト生地で作ったパンのようなお菓子で有名なお店、フィッツビリーズ Fitzbilliesがあります。
シナモン、クローブ、ジンジャーなどのスパイスを生地につめて、天板で焼き上げるチェルシーバンは、ケンブリッジ散策中のお腹を満たすには最高です。

オリジナルのチェルシーバンのほかに、シナモンクリームやブルーベリーチーズケーキのクリームを塗ったバージョンもあり、甘い味を楽しみたい方にはおすすめです。

お店は、ケンブリッジ市内に3店舗あります。
ランチやアフタヌーンティーも楽しめる店舗もあります。
テイクアウト用のお菓子もあるので、お持ち帰りしておうちでゆっくり楽しんだり、友人や家族へのおみやげにするのもよいですね。
フィッツビリーズのウェブサイトはこちらです。
これで、両都市を観光で訪れる場合のご案内は終了です。
さて、みなさんはどちらがよかったでしょうか?
私の個人的な感想です。
どちらの町も、是非訪れていただきたいステキな町です。
けれど、どちらかと言うと、個人的にはケンブリッジのほうが好きです。
オックスフォードは、ハリーポッター人気のため、大学都市というより観光地の色が強くなっているように感じます。特に見どころのクライスト・チャーチは予約時間が限られ、せわしない感じがしてしまったのです。
その点、ケンブリッジは町中に川が流れ、カレッジ見学でもパンティングでも、ゆったり自然を感じながらマイペースで楽しむことができました。
あくまでもイギリス在住の私の個人的な感想です。
他国からイギリスへ旅行に来て、ロンドン以外にどこかの町にも行ってみたいという方には、オックスフォードのほうが楽しめるかもしれません。
イギリスへいらした際には、是非ふたつの大学都市の雰囲気をお楽しみください!

